NEW:【あらすじ・相関図】「山月記」中島敦 エリートが虎になった理由とは

太宰治

【あらすじ・相関図】5分解説『人間失格』なぜしくじった?太宰治の代表作

太宰治『人間失格』のまとめ解説。詳しいあらすじのほか、主人公の大庭葉蔵、友人の堀木、監視役のヒラメ、ツネ子やシヅ子といった主要人物の相関図で人間関係を示した。読解のポイントや知っておきたい時代背景も説明。読書感想文のヒントも紹介する。
太宰治

【解説】九段理江『Schoolgirl』 正義、あるいは美しく生きること

九段理江の小説「Schoolgirl」の解説。親から叩かれ罵倒された記憶を抱えて生きてきた母。社会的、倫理的に「正しい」ことをYoutubeで発信する娘。母は娘を愛しているが、娘は母を軽蔑している。すれ違う二人を太宰治の「女生徒」がつなぐ。
小説

【書評】砂川文次『ブラックボックス』 暴力に取り憑かれた男の人生

第166回芥川賞を受賞した、砂川文次『ブラックボックス』の書評。自転車便のメッセンジャーとして働くサクマは、仕事を転々としてきた。原因は暴発する暴力衝動にある。小さなきっかけで理性を失い暴力を振るってしまう男の悲哀に満ちた人生が描かれる。
小説

【解説】朝比奈あすか『君たちは今が世界』感想・あらすじ 小学生の悪意と狡さ、そして希望

開成中学や海城中学など有名校の入学試験に出題されたことで話題となった朝比奈あすか『君たちは今が世界(すべて)』(KADOKAWA)の解説。小学校の教室で何が起こり、子どもたちは何を感じているのか。そんな親が知りたくても知り得ないことを、この作品は子どもたちの視点からリアルに描き出す。
寺山修司

【解説】わがシャツを干さん高さの向日葵は明日ひらくべし明日を信ぜん 寺山修司 意味・表現技法・文法 

シャツを洗うと、今にも咲きそうなひまわりがあり、「明日」を「信じよう」という意志を表現している。しかし、この歌の表面的な明るいイメージの裏には、暗い現実が貼り付いているのではないか。文法や句切れの解説に加え、音と連作の視点から読み解く。
小説

【解説・感想】『沈黙のパレード』東野圭吾 書評・レビュー 司法が無力なとき被害者家族は復讐に立ち上がる

東野圭吾『沈黙のパレード』の解説・レビュー。十分な状況証拠は揃っても、決定的な証拠がない限り、容疑者が自白を拒んだら有罪にできない。納得できない遺族と関係者は、自らの手による復讐を計画する。小説のモデルとなった「城丸君事件」についても説明する。
小説

【書評】李琴峰『生を祝う』 胎児が出生を選択する未来に幸せはあるのか

李琴峰(り ことみ)の芥川賞受賞第一作『生を祝う』の書評。生まれるか、それとも生まれないか胎児自身が選択権できる近未来。それは人間の尊厳を肯定することになるのか。子にとって幸せと言えるのか。人の生や家族の在り方に問いを投げかける意欲作。
小説

村上春樹『風の歌を聴け』についての評論(第1回)を公開

村上春樹『風の歌を聴け』についての長めの評論。主人公が言及するテネシー・ウイリアムズの戯曲『熱いトタン屋根の猫』を入り口に、作中に登場する猫と不幸な女性たちについて論じる。レポートや卒論のヒントに。
小説

【書評】岩井圭也『この夜が明ければ』 現代の“アジール”住み込みアルバイトに集う人々

『水よ踊れ』が評判の岩井圭也の小説『この夜が明ければ』の書評。互いの素性を知らない男女7人が働く北海道の水産加工場。皆知られたくない過去があり、人間関係を断ってここへ来た。適度な距離を保っていたが、仲間の一人が死んだことで、事態は一変する。自殺か他殺か。互いの腹を探りあいが始まる。
マンガ

【書評】渋谷直角『世界の夜は僕のもの』 美術系専門学校生が体験する90年代サブカルチャー

渋谷直角のマンガ『世界の夜は僕のもの』(扶桑社)の書評。美術系専門学校に通う若者の視点から90年代サブカルチャーの変遷を描く。そこには、例の辞任騒動で注目された「悪趣味」文化も含まれる。当時の状況を思い出し、考えるきかっけを与えてくれる。