2021-06

俳句

【解説】おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼

更衣(ころもがえ)の時期になると思い出す西東三鬼の句「おそるべき君等の乳房夏来(きた)る」を解説。三鬼は、夏服の女性に畏敬の念のようなものを感じていたのかもしれない。

【書評】白石一文「我が産声を聞きに」 新型コロナと中年夫婦の危機

「小説現代」(講談社)2021年4月号に掲載された白石一文「我が産声を聞きに」の書評。子育てが一段落した中年夫婦。肺がんが見つかった夫は、恋人を作って家を出てしまう。残された妻は、人生の転機をどう受け止めて、乗り越えようとするのか。
短歌

【短歌解説】海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり 寺山修司 表現技法・意味・品詞

寺山修司の短歌「海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり」の文法や表現技法などを解説。動詞や助動詞の活用、句切れ、倒置法の効果のほか、麦わら帽子を題材にした俳句や歌謡曲にも触れている。

【解説】南杏子『いのちの停車場』 感想 レビュー 親が「死にたい」と言うとき 

南杏子の小説『いのちの停車場』の解説。吉永小百合主演の映画の原作としても知られ、終末期医療と看取り、そして安楽死という医療現場が直面する重いテーマに光を当てる。終末期医療専門医の目を通して、死を目前にした患者、その家族を描いている。
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