本【書評】『世界の「住所」の物語』 住所の向こうに権力が見える ディアドラ・マスク『世界の住所の物語』(神谷栞里・訳、原書房)は、ロンドンやベルリンなど様々な都市における住所にまつわる様々なエピソードを紹介しながら、住所には2つの側面があることを示す。1つの側面は、利便性であり、もう1つの側面は、国や行政による管理あるいは統治の強化である。 2021.05.31本読書感想文