ケンシロウ

小説

村上春樹『風の歌を聴け』についての評論(第1回)を公開

村上春樹『風の歌を聴け』についての長めの評論。主人公が言及するテネシー・ウイリアムズの戯曲『熱いトタン屋根の猫』を入り口に、作中に登場する猫と不幸な女性たちについて論じる。レポートや卒論のヒントに。
俳句

寺山修司 ラグビーの頬傷ほてる海見ては【俳句鑑賞】

ラグビーの俳句として知られる作品を解説。寺山修司は、冬の風物詩である「ラグビー」を好んで題材に選んだ。ラグビーの競技そのものよりも、頬の傷に焦点を当てて間接的に詠むことで、青春の充実感や痛みのようなものを描くことに成功している。
小説

【作品解説】桜庭一樹「キメラ――『少女を埋める』のそれから」 鴻巣批判のポイントまとめ

桜庭一樹「キメラ----『少女を埋める』のそれから」(「文學界」2021年11月号)の作品解説。桜庭一樹・鴻巣友季子論争を受けて書かれたこの作品で展開される鴻巣批判のポイントまとめた。
俳句

純白のマスクを楯として会へり 野見山ひふみ【俳句鑑賞】

野見山ひふみの俳句「純白のマスクを楯として会へり」を鑑賞。表情を隠せるマスクは、相手に感情を悟られることなく、自分を守れる楯となる。冬の季語である「マスク」だが、コロナ禍以降、1年を通して使われるようになった。
小説

【書評】岩井圭也『この夜が明ければ』 現代の“アジール”住み込みアルバイトに集う人々

『水よ踊れ』が評判の岩井圭也の小説『この夜が明ければ』の書評。互いの素性を知らない男女7人が働く北海道の水産加工場。皆知られたくない過去があり、人間関係を断ってここへ来た。適度な距離を保っていたが、仲間の一人が死んだことで、事態は一変する。自殺か他殺か。互いの腹を探りあいが始まる。
マンガ

渋谷直角『世界の夜は僕のもの』書評 美術系専門学校生が体験する90年代サブカルチャー

渋谷直角のマンガ『世界の夜は僕のもの』(扶桑社)の書評。美術系専門学校に通う若者の視点から90年代サブカルチャーの変遷を描く。そこには、例の辞任騒動で注目された「悪趣味」文化も含まれる。当時の状況を思い出し、考えるきかっけを与えてくれる。
小説

朝比奈あすか『翼の翼』書評 中学受験に潜むワナ

中学受験生の必読作家として知られる朝比奈あすかの新作『翼の翼』は、中学受験に挑む親子の物語。軽い気持ちで通い始めた塾が次第に大きな存在となり、親子を追い詰めていく様をリアルに描く。これから受験を迎える親にとって良い参考書になるはず。
小説

【作品評】桜庭一樹「少女を埋める」 母と共同体への復讐譚

桜庭一樹の小説「少女を埋める」で語られているのは母と共同体への復讐である。ところが鴻巣友季子が文芸批評で「介護」や「虐待」という文脈から言及したことで、復讐という主題が着目されずにいるのではないか。
小説

桜庭一樹・鴻巣友季子論争まとめ あらすじと解釈は分けられるか

桜庭一樹と鴻巣友季子 の間で小説「少女を埋める」の批評を巡って論争が起きている。小説のあらすじと解釈の在り方、小説のモデルの扱いが論点になっている。論争の経緯と論点について解説した。

入賞作品に学ぶ読書感想文の書き方 「私語り」から本選びへ

良い読書感想文の条件。それは、冒頭に「自分の体験」を書くことです。 青少年読書感想文全国コンクール入賞作品を読んで、上手に書くためのポイントを考えました。
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