ハンバーガーチェーン、バーガーキングのプラントベースワッパーは、大豆パティ(大豆ミート)を使用いていることで話題です。さっそく近所のバーガーキングで実食。栄養素やカロリーを通常のワッパーと比較しました。
スモーキーな風味で食べやすい味付け
プラントベースワッパーは、大豆パティを直火焼きにすることで、香ばしさを出しているそうです。そのため、一口かじると口のなかにくん製のようなスモーキーな風味が広がります。食べやすい味付けで、普通においしいです。以前他のハンバーガーチェーンの大豆パティを使用したハンバーガーを食べたときに、スパイスで大豆特有の味や香りを消しているという印象を持ちましたが、プラントベースワッパーは、塩っぱいとか辛いとかいうことはありません。
食べやすい味付けでおいしいよ。スモーキーな風味もグッド
肉厚で食べ応え十分
通常の100%ビーフパティを使用したワッパーチーズと食べ比べてみました。スモーキーな大豆パティと比べるとビーフパティはクセのない味なのでむしろ物足りない感じがします。食感については通常のビーフパティと比べて不自然な感じはありません。見た通りビーフパティ(右)よりもプラントベースの大豆パティ(左)の方が肉厚で、食べごたえも十分です。
大豆パティの方がビーフパティよりもボリュームがあるんだ
ワッパーと比較 脂質やカロリーはちょっとだけ少ない
一般的に大豆パティのハンバーガーは、通常のハンバーガーよりも低脂肪、低カロリーであることを売りにすることが多いようです。プラントベースワッパーの場合はどうでしょうか。バーがキングが発表している栄養成分表で、ワッパーとの差を調べてみましたが、カロリーに相当するエネルギーが3kcal、脂肪に相当する脂質が2.7gとわずかに下回る程度と、大きな差はありませんでした。大豆の脂質は、悪玉コレステロールを減らす効果のある多価不飽和脂肪酸なので、その点は牛肉パティよりは健康的といえるかもしれません。だた炭水化物の量が5.8g、食塩が0.9g上回っている点が気になります。
価格は、プラントベースの単品が590円、ワッパーの単品が490円なので、プラントベースの方が100円割高です。牛肉パティに比べて圧倒的に低カロリー、低脂質で健康的という分かりやすい価値があるわけではないので、この価格差をどう考えるかは判断が分かれるところでしょう。
脂質やカロリーは大豆パティの方が、ビーフパティよりもやや少ない
モスバーガー、ロッテリア、フレッシュネスバーガーもすでに大豆ミートのハンバーガーを発売しています。マクドナルドも植物由来のミートを開発中という報道がありました。牛肉に比べて、大豆ミートは生産過程で排出される二酸化炭素が大幅に少ないことから地球環境に与える負荷が少ないとされています。コンビニやスーパーなどでも大豆ミートのハンバーグやぎょうざなどの商品を販売するケースが増えています。SDGsに対する意識が高まっていることもあり、大きな流れとしては、今後さらに大豆ミートが普及するのではないでしょうか。
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